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知る人ぞ知る、幻の柿
「この柿、マンゴーみたい!」
初めて蓮台寺柿(れんだいじがき)を口にした人は、みんな驚きの声を上げます。
300年以上前から伊勢市で大切に栽培されてきたこの柿。生産量が限られているため、ほとんどが三重県内、それも伊勢を中心としたエリアで消費される、まさに「地元の宝」なのです。
県外の方には「幻の柿」と言っても過言ではないかもしれません。
一度食べたら忘れられない、あの食感
地元では、店頭に並ぶのを心待ちにしている人がたくさんいます。
その理由は、一口食べれば納得。
きめ細かく、ねっとりとした果肉。
そして、驚くほどの甘さ。
スプーンですくって食べたくなるような、とろりと滑らかな食感は、まるで南国のフルーツのよう。
「本当に柿?」と疑いたくなるほどの上品な味わいです。
食べられる天然記念物!?
実はこの蓮台寺柿、伊勢市の天然記念物に指定されているんです。
天然記念物でありながら食べられるなんて、なんだか不思議な感じがしませんか?
歴史と伝統に守られながら、今もこうして私たちの食卓を彩ってくれる。
そう考えると、一粒一粒がより愛おしく感じられます。
今年も巡ってきた、秋の贈り物
ビタミンCが豊富なこの柿は、まさに自然からの贈り物。
旬の味覚を楽しみながら、心も体も潤う。
地元に根付いた食文化の豊かさに、改めて感謝したくなる一品です。
もし店頭で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
伊勢が誇る、秋の味覚との特別な出会いが待っていますよ。
松阪支部 順子


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