2026年 和食文化親子教室 飯能支部 第3回(最終回)活動レポート

開催日:令和8年8月23日(日)
テーマ:「出汁と発酵について」 かつお節削り体験・茶わん蒸し・おから味噌作り

目次

最終日は 発酵を学び、おから味噌作り! 出汁を学び、茶碗蒸し作りに挑戦!

令和8年度の「和食文化親子教室」も、いよいよ最終回を迎えました。

最終日は、まず前回作った「武蔵野うどん」を家庭で食べた感想を聞くところからスタート。
「もちもちしていた」「とっても美味しかった!」という子どもたちの声に加え、「子どもと一緒にまた作りたい」と、教室で使用した粉を買って、家庭でもう一度うどん作りに挑戦したという嬉しい報告もありました。

前回の体験が、家庭での実践につながったことをスタッフ一同とても嬉しく感じました。

発酵について学び、おから味噌作りに挑戦

続いて「発酵」について学びました。

昔から受け継がれてきた発酵の知恵や、菌の働き、発酵食品と健康との関わりなどについて学んだ後、今回作る「おから味噌」についても詳しく教えていただきました。

そして、いよいよ「おから味噌作り」に挑戦です!

材料が配られると、子どもたちは興味津々。
「おから・麹・塩・豆乳」の4つの材料を前にすると、生のおからを見るのも、麹を見るのも初めてという参加者が多く、「どっちがおから?」「こっちが麹かな?」と、子どもたち同士で確かめ合う姿も見られました。

講師からそれぞれの材料について説明を聞き、「これが麹なんだ!」と、実際に見て、触れて、発酵食品作りを体験しました。

おから・麹・塩・豆乳というシンプルな材料から味噌ができることにも、子どもたちはびっくり。

材料を混ぜ合わせ、保存袋に詰めて、それぞれのおから味噌を仕込みました。袋に詰める作業では、保護者の方が袋を支えたり、子どもの手にそっと手を添えたりする姿も見られ、親子で一緒に作る温かな時間となりました。

最後には「おいしくなってね!」「悪いカビはえるな!」など、それぞれの思いを込めたメッセージを書いて完成。これから少しずつ発酵していくおから味噌を楽しみに、家庭へ持ち帰りました。

出汁について学び、茶わん蒸し作りに挑戦

そして、もう一つのテーマは「出汁」。

今回は「かつお節」に焦点を当て、かつお節ができるまでの工程を学び、講師による一番出汁のひき方の実演を見学しました。できたての出汁を実際に味わうと、「いい香り!」「美味しい!」と、かつお節のうま味を五感で感じることができました。

その後は、一番出汁を使った「茶碗蒸し作り」に挑戦!

4つの班に分かれて親子で調理。茶碗蒸しを蒸している間には、実際にかつお節を削る体験もしました。

かつお節削りは、ほとんどの参加者が初めての体験です。

最初はなかなか思うように削ることができず、削ったかつお節がふりかけのように細かくなってしまうなど、みんな悪戦苦闘。

そこで講師から、削る向きや力の入れ方など、上手に削るためのコツを教えていただき、もう一度挑戦しました。

すると今度は、シューシューと音を立てながら、削り節らしい細長いかつお節がきれいに削れるように!

「できた!」と嬉しそうに削る子どもたちの姿が見られ、昔ながらの道具を使ってかつお節を削る楽しさを体験することができました。

自分たちで作った茶碗蒸しを味わって

そして、茶碗蒸しが蒸し上がると、いよいよ試食です。

その前に、子どもたちが心を込めて作った茶碗蒸しと、かつお節の出汁殻から作った「だし殻ふりかけ」を、日頃からお世話になっている地域の方にも味わっていただきました。

「美味しい」と喜んでいただくことができ、子どもたちにとっても、自分たちで作った料理を地域の方に味わっていただく嬉しい機会となりました。

その後は、いよいよ自分たちで作った茶碗蒸しをみんなで試食。

「出汁が効いていて美味しい」
「プルプルしていて、プリンみたい!」

と、嬉しい感想がたくさん聞かれました。

一緒に味わった「だし殻ふりかけ」も大好評で、帰り際には保護者の方から「詳しい作り方を教えてください」と声をかけていただくなど、家庭でも作ってみたいという関心にもつながりました。

子どもたちからの「学んだこと・これからやってみたいこと」

最後には、子どもたちが3回の教室を通して「学んだこと」「これからやってみたいこと」を一人ひとりが前に出て、感想を発表しました。

「お箸をもっと上手に使えるようになりたい」
「いろいろな郷土料理を調べてみたい」
「武蔵野うどんをまた作ってみたい」
「家族のお箸も作りたい」
「だし殻ふりかけを自分でも作りたい」

など、一人ひとりが心に残った体験や、これから挑戦したいことを自分の言葉で発表してくれました。

中でも、「和食がどんどんなくなりそうになっていると言っていたので、和食を知ることを続けていきたい」という言葉には、スタッフも胸が熱くなりました。

和食を知り、学び、そして未来へつないでいく――。

私たちが伝えたかった思いを、子どもたちが受け止め、自分の言葉で表現してくれたことを、とても嬉しく思います。

終了証授与と閉講

最後に終了証を一人ひとりに手渡し、令和8年度の和食文化親子教室は無事終了しました。

3回の教室を通して、和食の知識を学ぶだけでなく、お箸を作り、正しい使い方を学び、郷土料理に触れ、武蔵野うどんを作り、発酵について学び、おから味噌を仕込み、かつお節を削り、出汁を味わい、茶碗蒸しを作る――さまざまな「体験」を重ねました。

子どもたちが日本の食文化に興味を持ち、「もっと知りたい」「またやってみたい」と感じてくれたことが、今回の教室の何よりの成果となりました。

これからも、この教室での体験をきっかけに、家庭で和食について話したり、実際に料理を作ったりしながら、日本の大切な食文化を次の世代へつないでいってくれることを願っています。

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この記事を書いた人

自然豊かな環境に恵まれた飯能の地で、地域の暮らしに息づく和食文化を大切にしながら活動しています。
四季折々の恵みを感じる中で、子どもたちの笑顔に出会える時間を何よりの喜びとし、食を通じた学びの場を育んでいます。

日々の食卓にある和食文化のやさしさや知恵に親しみながら、世代を超えてつながる体験の機会を大切にしています。
地域に根付いた文化を見つめ直し、未来へと手渡していくことを目指しています。

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