「和食deサンバ」と旬のおはなし
桜の開花の便りが、あちらこちらから聞こえてくる季節になりました。
やわらかな春の空気に包まれると、なんだか心も軽くなり、うきうきとしてきますね。
和食を楽しむ「和食deサンバ」
和食文化伝承会では、子どもたちと一緒に和食を楽しく学ぶ活動の中で、
明るいリズムの歌「和食deサンバ」を取り入れています。
手拍子をしたり、体を動かしたりしながら歌うと、
和食の世界がぐっと身近に感じられます。
「食べることって楽しいね」
そんな気持ちを大切にしながら、日々の活動を行っています。
「旬(しゅん)」という言葉
和食には、昔から大切にされてきた「旬(しゅん)」という言葉があります。
季節の移ろいを、食べ物で感じる知恵です。
食材には、移り変わりの中で三つの時期があります。
■ 走り(はしり)
季節のはじめに出回る、少し早めの食材です。
「もうこんな季節が来たのですね」と、春の訪れをそっと教えてくれます。
■ 旬(しゅん)
その食材が最もおいしく、栄養も豊かになる時期。
自然の恵みをいちばん感じられる、まさに食べ頃です。
■ 名残(なごり)
季節の終わりに近づく頃。
「また来年も楽しみにしています」と、次の季節へ思いをつなぐ時間でもあります。
「今はどんな食べ物がおいしいかな?」
そんなふうに考えてみるだけでも、食卓の時間が少し豊かになりますね。
春を感じる魚「さわら」
春の魚の代表のひとつに「さわら」があります。
スーパーではひらがなやカタカナで見かけることが多いのですが、
漢字で書くと「鰆」。
魚へんに「春」と書く、とても美しい文字です。
昔の人たちは、文字の中にも季節の移ろいを感じていたのですね。
食卓で季節を感じる
季節ごとに旬の食べ物を味わうことは、
自然の恵みをいただくことでもあります。
そして、
「今の季節は何がおいしいかな」と家族で話す時間は、
心を豊かにしてくれるひとときでもあります。
春の食材が店先に並び始めるこの頃。
日々の食卓の中で、季節の小さな変化に目を向けながら、
日本の食の知恵を大切にしていきたいですね。
今日の食卓が、季節を感じるやさしい時間になりますように。
横浜市在住 小林 万櫻


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