初めての「鰹節削り」に挑戦!
和食文化親子教室で毎年人気なのが、「鰹節削り体験」です。
初めて削り器を前にした子どもたちは、最初は力の入れ方がわからず苦戦します。
「固い!」「削れない!」という声も聞こえてきます。
ところが、少しコツをつかむと…
シュッ、シュッ、シュッ。
心地よいリズムの音が部屋いっぱいに響き始めます。
削りたての鰹節からは、ふわっと広がる豊かな香り。
「いい匂い!」
「こんなに薄く削れるんだ!」
子どもたちの目が輝きます。
実は、この体験を初めてする保護者の方も少なくありません。
子ども以上に夢中になって削るお父さん、お母さんの姿も毎年見られます。
出来上がった花びらのように美しい削り節を手にした時の笑顔は、とても印象的です。
香りと音がよみがえらせる、子どもの頃の記憶
私にも、鰹節の香りを嗅ぐたびによみがえる思い出があります。
子どもの頃、毎年暮れになると祖母の家へ集まりました。
父や叔父たちは、高いところの掃除や重たい家具を動かして大掃除。
祖母や叔母たちは、おせち料理の準備で大忙し。
そんな中、私たち子どもの仕事は「鰹節削り」でした。
歳の近い従姉妹たちと順番に削り、
「誰が一番きれいに削れた?」
「今日はたくさん削れたね!」
そんなことを言いながら、わいわい笑い合っていた光景を今でも鮮明に覚えています。
たっぷり削った鰹節は、お雑煮のだしになり、出来上がったお椀にもふわりとかけられました。
あの香り、おいしさ、そして家族で過ごした時間は、今でも私の大切な宝物です。
鰹節をもっと身近に
鰹節には、実はいろいろな種類があります。
- 厚削り…濃いだしを取りたい煮物や麺つゆに。
- 薄削り(花かつお)…おひたしや冷ややっこ、お好み焼きなどの仕上げに。
- 糸削り…口当たりがやわらかく、料理を美しく彩ります。
削り節は、袋の中で細かく砕けていないものほど風味が保たれやすく、香りもしっかり楽しめます。
忙しい毎日でも、削り節をひとつかみ加えるだけで、料理のうま味がぐんと深まります。
冷ややっこ、そうめん、サラダ、炊きたてご飯…。
身近な一品が、少し贅沢な味わいになります。
五感で感じる和食を、次の世代へ
鰹節は、ただ「だしを取るための材料」ではありません。
削る音を聞く。
香りを楽しむ。
ふわふわの削り節を目で見る。
口に入れた時の豊かなうま味を味わう。
五感すべてで楽しめる、日本が育んできた食文化です。
便利な時代だからこそ、一度立ち止まり、本物に触れる時間を大切にしたいものです。
子どもの頃に感じた音や香りは、大人になっても心の中に残り続けます。
今年、鰹節を削った子どもたちも、いつか大人になった時、「あの時のシュッシュッという音」を思い出してくれたら、こんなにうれしいことはありません。
和食文化伝承会は、これからも五感で学ぶ和食の体験を大切にしながら、日本の食文化を次の世代へ伝えていきます。
五感で感じる和食を、次の世代へ
鰹節は、ただ「だしを取るための材料」ではありません。
削る音を聞く。
香りを楽しむ。
ふわふわの削り節を目で見る。
口に入れた時の豊かなうま味を味わう。
五感すべてで楽しめる、日本が育んできた食文化です。
便利な時代だからこそ、一度立ち止まり、本物に触れる時間を大切にしたいものです。
子どもの頃に感じた音や香りは、大人になっても心の中に残り続けます。
今年、鰹節を削った子どもたちも、いつか大人になった時、「あの時のシュッシュッという音」を思い出してくれたら、こんなにうれしいことはありません。
鰹節を削る音と香りは、家族のぬくもりまで思い出させてくれる、日本の宝物なのかもしれません。
和食文化伝承会では、これからも五感で感じる体験を大切にしながら、日本の食文化を次の世代へ伝えていきたいと思います。
横浜市在住 小林 万櫻


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