手作りの資料で分かりやすく学ぶ「和食の基本」
開催日時:令和7年8月3日(日)10:00~12:00
会場: 美杉台地区行政センター 会議室
テーマ:「一汁三菜ってなあに?」「配膳の基本と配膳練習」
印象的だった瞬間
受付を済ませた男の子が「おはようございます!今日は何をするのかな?」と大きな声でスタッフに声をかけてくれました。講座を楽しみにしてくださっている様子が伝わり、講師をはじめスタッフ一同、子どもたちからたくさんのパワーをいただきました。
💡 知っているようで知らない和食文化の特徴
講師が「あえて聞きますが…ご飯苦手な人いますか?」と問いかけると、会場は一瞬静まり返りましたが、「良かった!みんな、ご飯好きなんですね♪」という言葉に、子どもたちは「はい!」「うん!」と手を挙げて笑顔で答えてくれました。3回目ということもあり、リラックスした雰囲気で講座がスタートしました。
まず、和食が2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された4つの理由について説明がありました。
- 🍚 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
地元で採れる新鮮な食材の持ち味を大切にしている和食 - 🍚 健康的な食生活を支える栄養バランス
栄養バランスに優れている和食 - 🍚 自然の美しさや季節の移ろいの表現
四季折々、自然や季節も表現する和食 - 🍚 正月などの年中行事との密接な関わり
年中行事など私たちの生活と密接な関わりがある和食
知っているようで知らなかった和食文化について、具体的な説明があり、参加者全員が真剣に耳を傾けていました。
🔍 一汁三菜ってなんだろう
子どもたちが入場時からずっと気になっていたホワイトボードには、講師手作りのイラストが「主食」「汁」「主菜」「副菜1」「副菜2」「つけもの」に分けて所狭しと貼られていました。
栄養士でもある講師から、それぞれの栄養について詳しい説明があり、健康な身体づくりにバランスの取れた和食がとても効果的であることを学びました。
続いて、「主食」「汁」「主菜」「副菜1」「副菜2」「つけもの」それぞれの中から好きなものを1つずつ選び、悩みながらもホワイトボードの御膳に並べて、皆で協力して一人分の一汁三菜配膳を完成させました。


🤍 ドキドキ!せとものの食器を使って配膳練習
いよいよせとものの食器が登場しました!
無造作に並べた食器をトレーに乗せて一人ひとりに配付し、ホワイトボードで練習した通りに本物の食器で配膳練習を行いました。
「家では飲み物(お茶など)もあるから、これはここ、これはあっち」とオリジナル配膳に挑戦している子もいましたが、「まずは基本を覚えようね」と保護者の方がサポートする、親子教室ならではの微笑ましい場面も見られました。
本物の食器での配膳練習に少々緊張しつつも、全員がきれいに配膳することができました。
手前には先日作ったマイお箸とその端材で作った箸置きを置いて完成です。
親子で向き合って「やったー!」「できたよ!」と笑顔が溢れました。
その流れでお箸とお椀の持ち方、上げ下げの作法も練習しました。
普段と持つ順番が違うため、保護者の方も真剣に取り組んでいらっしゃいました。
講師も一人ひとりを丁寧に見て回り、指の動きなどを細かく指導していました。


🔍 一汁一菜との違いってなんだろう
毎食一汁三菜を用意することは、忙しい保護者の方にとって大変な負担です。
そこで栄養バランスを保ちながら、無理なく食事を準備する方法について講師が説明しました。
「具だくさんの汁物にすれば、栄養バランスの取れた食事ができるんですよ。
例えば、けんちん汁や豚汁などです。」
一汁三菜と比べて品数は減りますが、栄養バランスを崩すことなく、しっかりと食事を取ることができます。
これなら無理せず続けることができそうです。
一汁三菜と一汁一菜の違いについて、参加者全員が納得している様子でした。
📚 埼玉の郷土料理ってなんだろう
あまり知られていませんが、実は埼玉県は香川県に次ぐ「うどん大国」と言われています。
地元飯能市も小麦の生産が盛んで、武蔵野うどんが有名です。
他にもひもかわうどんという、きしめんやほうとうと似た平たいうどんも郷土料理として挙げられており、地元埼玉県の魅力を再発見する時間となりました。
🌸 次回予告
📅 第4回 9月7日(日)10:00~12:00
テーマ: 「発酵ってなあに?」「味噌玉を作ってみよう」
発酵の不思議な世界と、美味しい味噌玉作りにチャレンジします!お楽しみに♪


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