あけましておめでとうございます。
旧年中は、和食文化伝承会の活動に温かい応援・ご協力をいただき、心より御礼申し上げます。昨年は全国で和食文化親子教室・体験ワークショップ・味噌づくり・郷土料理の学びなど、多くの取り組みが実現しました。
初めて包丁を握った子、食材の命に興味を持った子、家に帰って家族と作った料理を披露してくれた子どもたちの姿は、私たちにとって何よりの宝物です。
支えてくださった皆さま一人ひとりの思いと行動が、和食文化の未来につながっています。
今年の抱負― 仲間が広がり、文化を次世代へ
今年は、全国各地で「和食文化伝承リーダー」がさらに誕生し、地域の家庭・学校・食卓に寄り添った活動が広がる一年にしていきたいと考えています。
「伝統を守る」ことは特別な人だけのものではなく、誰もが担えるあたたかい営みです。
特に家庭の食卓は、和食文化の原点であり未来そのもの。
どんな小さな一皿でも、家族で作る・食べる・語る時間を大切にしながら、この輪を一緒に広げていけたら嬉しいです。
「年中行事」とは― 人々の願いが込められた暮らしの知恵
突然ですが、お正月はいかがお過ごしでしょうか?
おせち、七草がゆ、節分の恵方巻、ひな祭りのちらし寿司、端午の節句のちまき・柏餅……日本には、四季とともに“食を通して願いを込める”行事が数多くあります。
これらは単なるイベントではなく、古くから続く「家族の健康」「子どもの成長」「五穀豊穣」「平和な一年への願い」など、人々の祈りと知恵の積み重ねです。
そしてその願いは、料理というかたちで子どもたちに引き継がれてきました。
食卓は文化を学ぶ“あたたかい教室”なのだと、私たちは考えています。
和食文化を身近に、ていねいに、そして次の世代へ
年中行事を意識することで、和食はぐっと身近になります。
行事の意味を話しながら一緒に料理をする、季節の食材を選ぶ、家族の「好きな味」を受け継いでいく
そうした小さな積み重ねの中で、文化は自然に家庭の中で生き続けていきます。
今の時代、忙しさの中で行事食を毎回完璧に準備するのは決して簡単ではありません。
それでも「今年は何をしようか?」「今日は○○の日だね」と、ほんの少し意識するだけでも十分です。
たとえ一品でも、手に取った食材や調味料の背景を感じてみるだけでも、その時間は“和食文化を大切にする行動”になります。
私たち和食文化伝承会は、今年も全国の皆さまとともに、家庭の食卓から文化を未来へつなぐ活動を続けていきます。
子どもたちが「食べるって楽しい」「日本の文化って素敵」と思える体験を、これからも一緒につくっていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって、実り多く笑顔あふれる一年となりますように。
和食文化伝承会 代表 小林 万櫻


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