小満の季節に思う「麦ごはん」文化の復活

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天地に満ちる生命力の季節「小満」

小満という季節をご存知ですか?
日の光がぐんと強くなって、すべての生き物が元気よく成長し、天地に生命力が満ち溢れる頃のことです。

また、秋に蒔いた麦の穂がしっかり育って、農家の方々がほっと一安心することから「小さな満足」で小満と呼ばれるようになったとも言われています。

この麦の穂が実る季節に、最近あまり見かけなくなった「麦ごはん」について、ちょっとお話ししてみたいと思います。

懐かしの麦ごはんの思い出

実は私、麦ごはんで育った世代なんです。
当時を思い返すと、冷めた麦ごはんってボソボソしていて、正直あまり美味しくなかった記憶があります。
でも今考えると、本当に体に良い食事をしていたと実感しています。

知って驚き!麦ごはんの変遷

面白いデータがあります。
1960年頃には、日本人は1日に大麦を70gも食べていたそうです。
ところが2010年頃には、なんと1g以下!ほとんど食べなくなってしまったんですね。

この麦ごはん離れと一緒に、食物繊維の摂取量もぐっと減って、糖尿病や大腸がんなどの生活習慣病が増えてきているのも事実です。

今、注目の「もち麦」ブーム

最近では「もち麦」がブームです。
食感も見た目も栄養価も、従来の麦ごはんのイメージをガラッと変える存在として注目されています。

もち麦には便秘解消やダイエット効果、体質改善など嬉しい効果がたくさん。

昔から日本人が大切にしてきた麦ごはん文化を、現代風にアレンジして復活させていきたいですね。

小満の季節に麦ごはんを

小満の季節に麦の穂を思いながら、皆さんもぜひ麦ごはんを試してみませんか?
きっと体にも心にも「小さな満足」をもたらしてくれると思います。

季節の移ろいを感じながら、健康的な食生活を楽しんでいきましょう。

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この記事を書いた人

平沼 芳彩のアバター 平沼 芳彩 箸文化研究家・礼法講師・和食文化継承リーダー

お箸は、自然の恵みを私たちの心と身体へと橋渡しする、命をつなぐ大切な道具です。

そして和食は、
四季の移ろいとともに自然を敬い、
感謝し、分かち合う日本人の暮らしそのもの。

一椀の味噌汁、一膳のごはん。
日々の食卓に宿る祈りや願いを、
次の世代へと手渡していくこと。
それが私の大切にしている志です。

歳時記や二十四節気をひもときながら、和食に込められた意味や所作、箸にまつわる知恵を、子どもから大人までわかりやすくお伝えしています。
発酵文化や年中行事、箸文化を通して、日本の暮らしに息づく美意識と心を未来へつなぐ活動を続けています。

2018年「かながわシニアビジネスグランプリ」ベストプラン賞受賞。
NPO法人みんなのお箸プロジェクト副理事長として、7,000人を超える子どもや保育者への指導を行う。
『発達に合わせて伝える 子どものための食事マナー』監修。
NHK Eテレ、フジテレビ、ラジオなどメディア出演多数。新聞・雑誌・Web掲載。

一膳の箸から始まる、和食文化の継承。
日々の食卓を、未来への贈り物に。

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